エアコンは何台必要?実は家の性能で変わります
こんにちは。ウィルハウジングの啓介です。
この夏の時期必ず必要になるのは、エアコンですね。
その中で、よくご質問いただくのが
「エアコンは何台必要ですか?」
「子ども部屋にも最初から付けた方がいいですか?」
「全館空調にした方がいいですか?」などです。
実は、これらの質問には「〇台あれば大丈夫」というふうに、はっきりとお答えできるケースは少ないです。
なぜなら、エアコンの必要な台数は家の広さだけで決まるものではなく、家族構成、住宅性能や間取り、空気の流れまで含めた設計によって大きく変わるからです。
今回は、ウィルハウジングがエアコン計画をどのように考えているのかをご紹介します。
エアコンの台数は「性能」で変わる

「LDKは20畳だから○畳用のエアコン。」
このように部屋の広さだけを基準に選ぶケースは少なくありません。
もちろん畳数はひとつの目安ですが、それだけでは本当に必要な性能は分かりません。
例えば、
・断熱性能が高い家
・気密性能が高い家
・日射をコントロールできている家
では、一度快適な温度になれば、その状態を保ちやすくなります。
反対に住宅性能が十分でない家では、せっかく冷暖房した空気が外へ逃げやすく、エアコンも余計な力を使うことになります。
電気代も上がる要因になりますよね。
つまり、「エアコンを何台付けるか」よりも、「冷暖房が効きやすい家をつくること」の方が大切なのです。
快適な家には住宅性能は欠かせません
ウィルハウジングでは、UA値0.46以下、C値は平均0.5前後を基準とした住まいづくりを行っています。
モデルハウスでは、C値0.23という高い気密性能を実現しています。
こうした性能があるからこそ、冷暖房効率が高まり、空調計画の選択肢も広がります。
必要以上に大きなエアコンを選ばなくても快適な室温を保ちやすくなり、電気代の節約にもつながります。
家づくりでは設備ばかりに目が向きがちですが、本当に大切なのは「設備がしっかり性能を発揮できる家」であることです。
ウィルハウジングが大切にしている「空気の通り道」
私たちがエアコン計画を考えるとき、さらに大切にしているのが空気の流れです。
どれだけ性能の良いエアコンを設置しても、冷たい空気や暖かい空気が家全体に届かなければ意味がありません。
そのため設計段階から、階段の位置やエアコンの設置場所など含めて計画しています。
また、窓の配置については、風を取り込むだけでなく「空気がどのように抜けていくか」まで考えています。
空気には流れがあります。
その流れを設計に取り入れることで、一年を通して心地よい住まいになります。
全館空調という選択肢もあります
最近は全館空調についてご相談いただく機会も増えてきました。
実は私の自宅にも全館空調を採用しています。
玄関を開けた瞬間から家全体が快適で、冬でも夏でも温度差をほとんど感じません。
個人的には、とても満足している設備のひとつです。
ただし、だからといって全てのご家庭におすすめするわけではありません。
設備費用もかかりますし、高い断熱・気密性能があってこそ、その性能を十分に発揮できます。
また、暮らし方によってはルームエアコンの方が合っているケースもあります。
さらに全館空調では、本体の設置場所やダクトのルートまで含めた設計も重要になります。
だからこそ私たちは、「全館空調だから」「ルームエアコンだから」と決めつけるのではなく、ご家族の暮らし方やご予算も含めて最適な方法をご提案しています。
子ども部屋のエアコンは最初から必要?
こちらもよくいただく質問です。
答えは、ご家庭によって変わります。
小さなお子さまの場合、最初の数年間はリビングで過ごす時間が長く、子ども部屋を使う機会はそれほど多くありません。
そのため、最初からすべての部屋にエアコンを設置するのではなく、将来設置できるように配管やコンセントだけを準備しておく方法もおすすめしています。
必要になったタイミングで設置すれば、初期費用を抑えることもできます。
エアコンは「設備」ではなく「設計の一部」
今や夏の暑さはものすごいですよね。
7月の時点で、30°を超える日が普通にあったりする今の環境では、家の中でも熱中症に気を付けなければいけません。
そのためにもエアコンは必ず必要な設備となり、設計する段階から考える必要があります。
後で付けれる位置に付けると、玄関の真横に室外機が来てこだわった外観デザインも邪魔してしまうなんてことも考えられますね。
まとめ
「エアコンは何台必要ですか?」
この質問に、ひとつの正解はありません。
家の性能や間取り、空気の流れ、そして暮らし方によって最適な答えは変わります。
性能の高い家であれば、必要以上に大きなエアコンや多くの台数がなくても、一年を通して快適に暮らすことができます。
ウィルハウジングでは、間取りだけでなく、住宅性能や空気の流れ、将来の暮らし方まで考えた空調計画をご提案しています。
家づくりをご検討中の方は、「エアコンを何台付けるか」だけでなく、「どうすれば一年中快適に暮らせる家になるか」という視点でも考えてみてください。
この記事を書いた人
アドバイザー
坂 啓介 Keisuke Saka