アクセントウォールはどこに作る?失敗しない素材の使い方
こんにちは。ウィルハウジングの啓介です。
家づくりをしていると、「せっかくの注文住宅だから、おしゃれな家にしたい」と皆さん思いますよね?
そんなときにおすすめなのが「アクセントウォール」です。
壁の一部分だけ素材や色を変えることで、空間の印象を大きく変えることができます。
ただし、アクセントウォールは「好きな素材を好きな場所に使えばおしゃれになる」というものではありません。
どこから見えるのか。
家具を置いたらどう見えるのか。
昼と夜でどんな表情になるのか。
照明を当てたらどうなるのか。
こうしたことまで考えて計画することが大切です。
今回は、注文住宅でアクセントウォールを取り入れるときのおすすめの場所や、素材の使い方についてご紹介します。
アクセントウォールとは?

アクセントウォールとは、部屋の一部分だけ壁の色や素材を変えて、空間の印象を引き締める方法です。
例えば、
- 木
- レンガ
- タイル
- 漆喰
- 珪藻土
- モールテックス
- 石材
など、さまざまな素材を使うことができます。
もちろん、クロスの色や柄を変えるだけでもアクセントウォールになります。
大切なのは、アクセントウォールを「派手な壁をつくること」と考えないこと。
空間の中に素材感や視線のポイントをつくることで、家全体のデザインを整えることができます。
アクセントウォールはどこに作る?
では、実際にどこへアクセントウォールをつくると良いのでしょうか。
おすすめの場所をいくつかご紹介します。
① テレビ背面

まずおすすめしたいのが、リビングのテレビ背面です。
テレビはリビングの中でも視線が集まりやすく、その背面は比較的大きな壁になることが多い場所です。
ここで大切なのは「テレビを置く場所」だけを考えないことです。
ソファに座ったときにどう見えるのか。
ダイニングからはどう見えるのか。
キッチンから見たときにはどうなのか。
実際の暮らしの中で、どこからその壁を見るのかまで考えておくことが大切です。
② キッチンの背面や腰壁

キッチンもアクセントウォールと相性の良い場所です。
- カップボードの背面
- キッチンの腰壁
- ダイニング側の壁
などは、素材を取り入れやすいポイントです。
例えば、タイルを使えばキッチンらしい清潔感を出すことができます。
木を使えばナチュラルな雰囲気に。
モールテックスを使えば、無機質でスタイリッシュな印象にもできます。
ただし、キッチン周辺は収納や家電なども多い場所です。
「壁だけを見るとおしゃれだけど、家具や家電を置いたら素材がほとんど見えなくなってしまった」
ということもあります。
そのため、カップボードや冷蔵庫、家電などを配置した状態までイメージして計画することが重要です。
③ 玄関

玄関は、家に入った瞬間に目に入る場所です。
そのため、アクセントウォールを取り入れることで、住まいの第一印象をつくることができます。
空間に奥行きが生まれ広く感じさせたりすることも出来ます。
ただし、この時には玄関正面の壁だけを考えるのではなく、
「玄関ドアを開けたとき、最初にどこへ視線が向くのか」
まで考えてみることをおすすめします。
また、
玄関
↓
シューズクローク
↓
LDK
といった動線がある場合には、それぞれの場所からアクセントウォールがどう見えるかを考えることで、より効果的に素材を取り入れることができます。
アクセントウォールは、壁単体ではなく「間取りとセット」で考えることが大切です。
④ 洗面やトイレ

「LDKで個性的な素材を使うのは少し勇気がいる」
という方には、洗面やトイレもおすすめです。
比較的コンパクトな空間なので、少し大胆な素材を取り入れても全体がまとまりやすいからです。
毎日使う場所だからこそ、少しこだわった素材を取り入れることで、暮らしの満足感も高まります。
家全体を個性的にする必要はありません。
LDKはシンプルにまとめて、洗面やトイレで少し遊んでみる。
そんな考え方も注文住宅ならではの楽しみ方です。
⑤ 壁だけではなく「天井」もアクセントになる

アクセントというと壁をイメージする方が多いと思いますが、実は天井も重要なポイントです。
例えば、LDKの天井を一部分だけ板張りにすることで、空間に素材感を加えることができます。
特に、
- 勾配天井
- 吹き抜け
- 大きなLDK
などとは相性が良いです。
天井に木を使うと、視線が上へ誘導されるため、空間に奥行きが生まれることもあります。
「壁に何かを貼る」という考え方だけではなく、空間全体を見ながら素材を使うことが大切です。
アクセントウォールは「照明」とセットで考える
ここは、アクセントウォールを考えるうえで特に大切なポイントです。
同じ素材でも、照明の当て方によって見え方は大きく変わります。
例えばレンガ。
昼間は自然光によって明るく見えていても、夜に照明を当てることで凹凸に陰影が生まれ、より立体的に見えることがあります。
木も同じです。
木目に沿って光が当たることで、素材の表情がより際立ちます。
塗り壁も、光の当たり方によって微妙な凹凸が見えてきます。
つまり、
素材を選ぶということは、昼間の見た目だけを選ぶことではありません。
夜に照明をつけたときにどう見えるのか。
家族がリビングで過ごしている時間に、どんな雰囲気になるのか。
そこまで考えることで、アクセントウォールの魅力はさらに高まります。
以前の記事でも「照明は家づくりのサビ」というお話をしましたが、素材と照明は切り離して考えることができません。
アクセントウォールでよくある5つの失敗
せっかく注文住宅を建てるなら、アクセントウォールで後悔したくないですよね。
ここでは、よくある失敗をご紹介します。
① あちこちにアクセントを作りすぎる
「ここもおしゃれにしたい」
「あそこにもアクセントクロスを使いたい」
と考えているうちに、家の中にアクセントが増えすぎてしまうことがあります。
アクセントは、たくさん作れば良いわけではありません。
あえて素材を使う場所を絞ることで、空間全体がまとまりやすくなります。
② 素材を使いすぎる
木、レンガ、タイル、モールテックス、塗り壁……。
どれも魅力的な素材ですが、すべてを一つの空間に入れてしまうと、まとまりがなくなることがあります。
「好きな素材を全部使う」のではなく、
「この空間では何を主役にするのか」
を決めることが大切です。
③ アクセントの面積が大きすぎる
アクセントウォールだからといって、必ずしも壁一面を強い素材にする必要はありません。
素材によっては、面積が大きくなるほど存在感も強くなります。
素材の特徴や空間の広さに合わせて、どこまで使うのかを考えましょう。
④ 家具を置いたら見えなくなった
これは意外と多い失敗です。
せっかくこだわった壁なのに、
テレビ
ソファ
収納
カーテン
などを置いたら、ほとんど見えなくなってしまう。
これでは少しもったいないですよね。
そのため、アクセントウォールを計画するときは、家具を置いた完成後の状態まで考えることが重要です。
⑤ 照明を考えていなかった
せっかくレンガや無垢材などの素材を使っても、照明によってはその魅力を十分に引き出せないことがあります。
特に凹凸のある素材は、光の当たり方で表情が大きく変わります。
素材を決めるときには、
「そこにどんな光を当てるのか」
まで一緒に考えておくことをおすすめします。
アクセントウォールは「壁」だけを考えない
ここまで読んでいただくと分かるように、アクセントウォールは単純に「おしゃれな壁をつくる」という話ではありません。
どこから見えるのか。
家具を置いたらどうなるのか。
どんな素材を使うのか。
昼間はどう見えるのか。
夜はどう見えるのか。
照明はどこから当てるのか。
こうしたことを一つひとつ考える必要があります。
だからこそ、アクセントウォールは間取りや照明計画と一緒に考えることが大切なのです。
まとめ
アクセントウォールは、住まいの印象を大きく変えることができるポイントです。
おすすめの場所としては、
- テレビ背面
- キッチン背面や腰壁
- 玄関
- 洗面・トイレ
などがあります。
使える素材も、
- 無垢材
- レンガ
- タイル
- 漆喰
- 珪藻土
- モールテックス
- クロス
などさまざまです。
ただし、重要なのは素材そのものだけではありません。
間取り・家具・視線・照明・昼と夜の見え方まで含めて考えること。
これが、アクセントウォールで失敗しないためのポイントです。
豊橋市・豊川市・田原市で注文住宅をご検討中の方は、「どんな素材を使いたいか」だけでなく、「その素材をどこで、どう見せたいか」まで考えてみてはいかがでしょうか。
ウィルハウジングでは、素材の特徴やデザインだけでなく、ご家族の暮らし方に合わせた間取り・照明・素材の組み合わせをご提案しています。
この記事を書いた人
アドバイザー
坂 啓介 Keisuke Saka